壁に2本のGreenough 4Aが掛かっている。同じアウトライン、同じサイズ展開。片方はやや緑がかっていて、手に取ると少し重い——そしてサイズによって$10.00から$14.50の差がある。価格は当店のもので、2026年8月12日時点。9"では標準の4Aが$100、対してVolanが$112だ。
では何が違うのか。そして12ドルの価値はあるのか。
先に結論
ある——4Aが実際に乗っているフィンなら。毎日のシングルフィン、ボードに入れっぱなしの1本なら、いつものサイズだけアップグレードして、残りのクイバーはそのままでいい。
ない——まだ自分のサイズやテンプレートを探している段階なら。標準の4Aは同じアウトラインで、その試行錯誤にふさわしい側だ。まだ決めきれていないフィンの上位版を買うべき人はいない。
ひとつのテンプレート、ふたつのパネル
まず同じ部分から。フィンの大半はそこだからだ。True Amesは両方の商品ページを同じ一文で始めている。4-Aは「ほぼどんなタイプのサーフボードでも非常によく機能し」、40年以上にわたって彼らの「主力」であり続け、「今なお最も人気のあるシングルフィンデザイン」だと。テンプレートはひとつ。差額が買うのは構造であって、形ではない。
その構造が何を変えるのかを、彼らの言葉で。True AmesはVolanレンジ(4Aを含む)をこう説明している。パネルは「丁寧にハンドレイアップし、テンプレートに沿って織りの向きを最適化することで高い強度を確保。フレックスはティップだけでなく、ボディから生まれる。これがボトムからの、そしてターンを抜けていくスピードと推進力を高める」。
効いてくる単語はボディだ。標準パネルは主にティップでしなる。Volanのレイアップは曲がりをフィンの下のほうへ移すので、ターンの弧全体を通して荷重が乗り、先端だけで折れ曲がることがない。ハルフィンのガイドを読んだ人なら、あちらでフィン選びを決めていたのと同じティップ対ボディの話だと気づくはず——それがここでは、別のテンプレートとしてではなく、$10〜$14.50で手に入る。
それに、Volanはフニャフニャな選択肢ではない。同じメーカーが、別のフレックスフィンをVolanで作る理由をこう説明している。「ほかの素材ではあまりにも柔らかくなりすぎるが、Volanなら硬さと力強さのあるフレックスを保てる」。上位パネルは制御されたほうなのだ——より深くしなり、より強く戻ってくる。その戻りこそ、彼らの言う推進力にほかならない。
目に見える違いはガラスそのものだ。標準4Aは棚いっぱいのカラーバリエーション、Volanは緑がかった織り一種類のみで、手に取ると重い。店に来て2本を持ち比べてほしい——その重さがパネルで、そのパネルにお金を払うことになる。
引き合いに出されるスペック表は存在しない
聞いて回れば数字が出てくるだろう——パネルの厚み、フレックスの数値、テンプレートがどのレイアップを「前提に設計された」か。True Amesはそのどれも公表していない。厚みも、フレックスの数値も、カタログのどのフィンについても出していない。全469の商品ページを2026年8月12日に再確認して、数値のフレックス仕様はゼロ。上に引いたメーカーの文章が、Volanパネルの働きについて公表されている記録のすべてだ。それ以上の精度で語る人は作り話をしている——このページの旧版も含めて。
決め方
4Aが自分のフィンで、サイズも分かっている。そのサイズにだけ、一度差額を払う。4A Volan——$112。違いは最初の1本の波で劇的に感じるものではない。フィンの寿命が尽きるまで、すべてのボトムターンで続く荷重と戻りだ。そしてフィンはボードより長生きする。
まだサイズを探している。あるいは、たまにしか乗らないボードだ。標準4A——$100。同じテンプレート、同じサイズ展開で、実験はこちらでやればいい。ボトムが砂ではなく岩のポイントで乗るのもこちら——フィンをぶつけたときの痛みは、安いほうが軽くて済む。
そもそも4Aが自分のテンプレートかどうか分からない。それはどちらの構造でも決まらない。決めてくれるのはGreenoughガイドのほうだ。
テンプレートの問いは40年前に決着している。彼らの言い分でも、いまだに買い続けるみんなの行動でも。差額が答えるのはただひとつ——このフィンをどこまで感じたいか。その問いの値段としては、12ドルはいちばん安い部類だ。
出典
True Amesの商品ページ(2026年8月12日閲覧): https://www.trueames.com/products/greenough-4-a、https://www.trueames.com/products/greenough-4-a-volan。価格は当店カタログより、2026年8月12日。フレックス数値の集計も同日に再取得。手法とコーパスは記録に残している。



