
クアッドフィン
四本のフィン。ホールドを備えたスピード。
クアッドフィンが与えるのは、ツインのスピードとスラスターのホールドです。センターフィンがないためドラッグは少なく、四本のレールフィンがボードをしっかりと支えます — 各レールに8.5インチのフィンベース。Swaylocks のあるライダーはこう言います。「スタンダードなスラスターより速くてルースなのに、掘れたフェイスやバレルではよりホールドする」。

二つに分割されたキール
Rich Pavel の Speed Dialer は、トラディショナルなキールを分解し、四本のフィンとして再構築したものです。リアはフロントと同じ大きさ — この点で他に似たものはここにありません — だからこそキールのようにドライブし、キールらしからぬターンを描きます。Troy Elmore は反対側から同じ場所にたどり着きました。自身のキールの後ろ側を切り落とすという方法で。
Speed Dialer を見るパフォーマンス(3)
素早い方向転換と縦への動きに応える、レスポンスの良いフィンです。

スムーズ&ドライブ(3)
ラインをホールドし、ターンでスピードを生み出します。
カービング(1)
ほどよいレイクと伸びの良さを備えた、レールからレールへ弧を描くフィンです。
グライド&クルーズ(1)
リラックスして乗れる、扱いやすいフィン。スムーズなラインと、無理のないスピードが得られます。
オールラウンダー(10)
さまざまなコンディションやスタイルに対応する、バランスの取れたフィンです。


クアッドフィンの仕組み
四本のフィン — 大きめのフロント二本と小さめのリア二本 — がレール寄りに配置され、中央にはオープンなチャネルが通ります。水が中央を自由に流れることでツインのようにスピードを生み、リアフィンがツインにはないホールドとコントロールを加えます。ツインと違い、クアッドフィンなら、スライドアウトすることなくクリティカルなセクションへより強く踏み込めます。
フロントとリアの関係が重要です。リアが大きいほどドライブと安定性が増し(よりスラスターに近い感覚)、リアが小さいほどボードはルースで速くなります(よりツインに近い感覚)。フィンの配置はきわめて繊細で、広くすれば安定性が、狭くすればレスポンスが高まります。Swaylocks で果てしなく議論されているように、「カーヴィングするならスラスターの良さがわかるし、スケートのように動き回るならおそらくクアッドフィンが好みだろう」。
モダンなクアッドフィンのデザインは、同じサイズのフィンを四本並べるのではなく、サイズに段差をつけた構成(大きめのフロント、小さめのリア)を採用しています。クアッドフィンはスピードを生むのに必要なパンピングが少ないため、掘れた波やボウル状のビーチブレイク、波そのものにパワーがあるサイズの大きなサーフに理想的です。パイプラインやチョープーでは、多くのプロのビッグウェーブサーファーがクアッドフィンに乗っています。

デザイナーたち
Most of these templates started as one person's answer to a problem with their own surfing. A few started as another fin entirely.
Pavel の Speed Dialer は元祖コンバージョンです。トラディショナルなキールを分解し、二つに割ってクアッドフィンへと作り替えました。True Ames はこれを、何十年にもわたり現役であり続けるテンプレートだと評しています。のちの Pavel Quad —「Dialed In」— は、Pavel 自身がそこから一歩踏み出したデザイン。フロントもリアもダブルフォイルにすることで、直進のドライブを少し手放し、ポケットで決めきれるターンを手に入れました。
Re-Dialer は、Elmore 自身のキールテンプレートのカーブをもとに、フィンの後部を切り落としたデザインです。キールならではのロングベースのドライブを残しながら、ターンに逆らう部分を取り除きました。Pavel の Speed Dialer と同じコンバージョンの発想で、たどり着いた先は別の場所です。
Ericson は、ジョージ・グリノーの Power Glide を、その短いベースとクラブのようなティップが思考の基準になるほど長く乗り込み、そのシングルフィンのヘッド形状をクアッドフィンとして再構築しました。内側の面はコンケーブ — 彼が復活させた古いアイデアです。フラットな内側の面は水を切るだけの面にすぎず、コンケーブならフィンの両側に水流を沿わせてリフトを生む、という理屈に基づいています。















